幸福論

田舎暮らしの主婦が「幸せ」について考えていくささやかなブログです。

操られる人 or 操れる人

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欲望・・・。

人間の欲望には、限りがありません。

欲望って必要?欲望に従って生きていい?

でも、ダメな欲望もありそう・・・もうわからない!

「アンパンマーン!(もしくはドラえもーん)」

「人生における、欲望(欲求)との向き合い方教えて~」

ってなってた私に、「脳科学」という名の正義の味方がこっそり答えを教えてくれました。笑

実はこれ、以前に2記事書いた「幸せの3種類」のラストです。

ふりかえり

人間の「幸せ」は脳科学の観点から3種類に大別できます。

セロトニン:「幸せホルモン」

オキシトシン:「愛のホルモン」

ドーパミン:今回のテーマ

今回テーマにするこの「ドーパミン」がすごく厄介なんですね。

何が厄介かというと、ドーパミンだけは扱いを取り違えると、私たちを不幸のどん底へ落とす力をもっているんです😱

えっ💦

三大幸せホルモンの一つなんじゃないの?と。

健全に分泌されれば(もしくはある程度なら)、私たちを幸福にもしてくれます。わかりやすく言えば、諸刃の剣ってやつですね。扱い方で、敵にも味方にもなる。

そんな取り扱い注意のドーパミンをみていきまーす!

 

ドーパミンとは

三大幸せホルモンの一つドーパミンの別名は「やる気ホルモン」です。私たちが「種の存続に有利な行動をした時に出る」ようプログラムされているみたいです。

(1)ドーパミンの特徴

①私たちの快楽と深く関わっている

そのため、ものすごいパワーを秘めています。

私たちに強い幸福感を与えることもできるし、逆に不幸のどん底に落とし入れることもできます💀

②報酬予測と報酬獲得の両方で分泌される

目標を達成した瞬間(報酬獲得)だけでなく、目標に向かっている途中(報酬予測)にもドーパミンは分泌して私たちに幸福感を与えてくれます。確かに、旅行って計画してる時も楽しかったりしますよね😊あの時、ドーパミンでてるのか。笑

強化学習

快楽を得た後、もう一度その快楽を得たいと脳が勝手に学習することです。良く言えば、モチベーションを強化することができますが、悪く言えば、依存度を増してしまうとも言えます。

(2)何をするとドーパミンはでる?

ドーパミンの厄介なところは、健全なことだけでなく、私たちにとって不健全なことをした時も分泌されてしまう点にあります。

<健全なこと>

目標達成、ボランティア、祈りや瞑想、エクササイズ、ランナーズハイ、踊り、音楽など

<不健全なこと>

タバコ、アルコール、ギャンブル、ゲーム、薬物、など

厄介ですよね~💦

(3)ドーパミンの効果

幸福感を与えてくれる神経伝達物質なので良い面もありますが、悪い面もあるという点が「セロトニン」や「オキシトシン」と違うところです。

<良い面>

・やる気がでる(モチベーションup)

・集中力がでる

・快感を得ることができる

<悪い面>

・同じ量では満足できなくなる(依存性がある)

・体や心に悪いことをしても快感を得られる

 

ホントに、諸刃の剣ですよね(;^ω^)

怖い・・・。

 

ドーパミンを操れる人になる

精神科医の樺沢紫苑先生は、次のように述べています。

私たちは日々ドーパミンに操られるていると言っても過言ではない。だから私たちは、操られる側から「操る側」にまわらなければならない。

どうすれば、ドーパミンの下僕にならずに、コントロールすることができるのでしょうか。

私は、「『幸せとは何か』について体系的に理解すること」ではないかと思います。

私たちにとって、もっとも大事な神経伝達物質は間違いなく「セロトニン」と「オキシトシン」です。

安心な毎日を送ることのできる「セロトニン」や愛とつながりを感じることのできる「オキシトシン」を疎かにしてまで、快楽を得ようとすることは間違っています。ドーパミンは、セロトニンオキシトシンをしっかりと分泌できている人が健全な形で手にする果実です。

ドーパミンの特徴を良い面と悪い面の両面から理解した上で、手のひらで転がしていけばいいのです。

この点を肝に銘じて、「幸せな日々」をおくっていきたいと思います!(^^)!